先日、(株)クロダさんのもとで2日間に渡り、プレカット工法についての講習を受けさせて頂きました。
【プレカット工法】とは、住宅建設に用いられる木材を工場であらかじめ機械で加工し、現場ではほぼ組み立てるだけという工法です。
工事現場で大工職人が部材を加工しながら建てるのと比べ、作業効率のアップ(工期短縮)や品質の均一化、精度の高さにより、材料のロスや時間的ロスの軽減など、コストの削減に加え、 端材や加工時に出る木屑などを現場に持ち込んだり残すことが少ないので、環境的にも優しい工法です。
講習1日目では、工場で加工するのに必要なプレカット図面の作成方法及び・チェック方法について講習を受けました。
プレカット図面では、壁・建具の位置を参考に柱や梁の位置を決め、その後、荷重などを考ええ寸法を決めていきます。
プレカット材は、家の骨組みとなる構造体で使用されるため、何度も間違いないか確認を行います。
講習2日目は、大村市にあるプレカット工場にて加工方法などについて講習を受けて来ました。
プレカット工場では、木材にヒビなどが入っていないかチェックを行ない、大工さんの作業のしやすさなどを考えながら加工をおこなっています。
☆プレカット工場では、大きく分けて4つの工程に分かれいます☆
①柱(建物を垂直方向に支える部材)を加工する機械
②梁(建物を水平方向に支える部材)を加工する機械
③下地材(間柱・筋交いなど)を加工する機械
④床下地・野地板(屋根材を支える板)を加工する機械
2日間を通して、普段は出来ない貴重な経験をさせて頂きとても良い講習となりました。
今回の経験を活かして、皆さんとの家づくりをより良いものにしていきたいと思います。
担当 田﨑