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家づくりの豆知識

2020年3月25日

断熱材について

今回は 断熱材 についてご紹介していきます。

まず、「断熱」とは熱が対流や放射により伝わるのを防ぐことをいい、「断熱材」とは熱を伝えないように作られた材料のことをいいます。

このように家づくりにかかせない「断熱材」はどんな役割を持っているのかというと、

・外からの暑さや寒さを遮る

・室内を一定の温度に保ってくれる

つまり断熱材は、夏は涼しく、冬は暖かい家をつくる大切な素材です。

 

断熱材の種類は大きく分けて【繊維系断熱材】【発泡プラスチック系断熱材】【天然素材系断熱材】の3種類あります。

その中で【繊維系断熱材】である無機質系断熱材の「グラスウール」と木質繊維系断熱材の「セルロースファイバー」の違いをご紹介させていただきます。

 

〈グラスウール〉

リサイクルガラスを主原料としたガラスを高温で溶かし、繊維状に加工した断熱材。

細かい繊維と繊維の間に空気の層を作ることで断熱性能を発揮します。

◎メリット

・材料代や施工費用が安いのでコストがあまりかからない

 

◎デメリット

・隙間なく施工するのが難しい

・湿気に弱い

 

隙間ができてしまうとそれだけで断熱性能が落ちてしまいますし、さらに湿気に弱く、水に濡れてしまうと断熱材としてあまり役に立たなくなってしまいます。

 

〈セルロースファイバー〉

新聞紙をリサイクルした繊維で作られている自然素材の断熱材。

細かい断熱材を壁の空洞に吹き込み、隙間をつくらずに充填できます。

◎メリット

・端部や配線、配管部分にも隙間なく充填できるので、断熱材の性能をフルに発揮できる

・高い防音性能で静かな家で過ごせる

・高い防火性能で燃えにくく火事に強い

・ホウ酸加工をしているためシロアリなどの害虫から守ってくれる

・湿気を吸ってくれるので快適な温度を保ってくれる

 

高い調湿効果があり室内や内部の結露を防止してくれます。

そのためカビなども発生しにくく、構造体である木を腐らせることがなく、家の寿命を長くしてくれます。

 

◎デメリット

・価格が高い

 

「セルロースファイバー」は材料自体が高いことと、免許を持った職人が施工するため人件費もかかってしまいます。

決して安価な断熱材ではないですが、快適性を求めるなら間違いなくおすすめの断熱材です。

 

家づくりをするポイントとして「快適な住まいを実現させること」、「安心して暮らせる場所にすること」が大事です。

そのためには、断熱材選びも非常に大切になります。

 

皆様の家づくりの参考にしてみてください。