9/11(水)、9/12(木)の2日間、対馬へ訪問してきました!
対馬といえばヤベホームで使用させていただいている土台、柱の木材が『対馬ひのき』、また床にも『対馬ひのき』を使っています!
が、私自身対馬を訪れたことがなく、”対馬ひのきは目詰まりが良く直下型の地震に強く、油分をたくさん含んでいるため抗菌防虫の効果が高い”などなど良いことはわかっていたがその対馬を知らなかったのが現状でした。
そんな時、社長から「今度対馬で講演をするけど、一緒に行くか?」と聞かれ「行きます!」即答!いざ行くことが決まると、
・対馬とはどんな場所なんだろうか
・対馬ひのきはどのように生長し伐採されているのだろうか
・どのようにして柱や床のように加工されているのだろうか
今日は、少しでも対馬に行ったことで感じたことや、理解できたことをブログに残していきたいと思います!!
まずは飛行機!
長崎に住んでいる人なら当然のことかもしれませんが、飛行機があまり得意ではない私にとっては不安しかなかったです。
対馬に到着してから、対馬振興局農林水産部林業課の銭坪さんの車で移動をして昼食!
六兵衛(ろくべえ)を人生初めて食べました!!
そのあと林業公社の梅野さんと合流し対馬の山を見させていただきました。
対馬の土地の状況は、89%が森林です。ほとんどが森林ということですね!
そのうち人工林と天然林の割合は35%、65%と天然林が多いものの35%が人の手で苗から生育させた人工林ということにも驚きました。
写真に写っているのは人工林で、間伐の現場を見ることは残念ながら見ることはできませんでしたが、しっかり間伐がされていて、日光がたくさん当たるように列ごとに丁寧に間伐がされている、手入れの行き届いた森を見学することができました!
対馬の木材の流通状況は全体用量が63,642㎥で、そのうちヒノキ等の針葉樹が51,271㎥で81%を占めています!
(島内・島外)での流通割合は(62%・38%)で、この島外38%のうちの45%に相当する8,844㎥が対馬ひのきとして使用している分の一部ということですね!!
ちなみに・・・一般的な木造住宅によく使われる一辺が10.5cm、長さ3mの柱なら、材積は0.105m×0.105m×3m=0.033㎥で、この柱が30本で1㎥ということになります!
輸出では29%に相当する5,599㎥が中国や韓国に出ています。もっと国内での使用をどんどん促していきたい!と感じた状況の数値でした。
そのあとは対馬市厳原にて社長の講演がありました。
対馬の山を持っている方などにヤベホームが諫早市を中心として住宅を建てていることを、対馬ひのきの良さ、カーボンオフセット等の観点から講演をさせていただきました!
どうして社長が対馬ひのきにこだわって、健康な家づくりをしているのか、熱い想いを聞くことができ私としても心機一転頑張ろう、と思った講演でした。
2日目には市役所を訪れ対馬市長の比田勝市長、副市長の桐谷副市長、カーボンオフセットのきっかけを作っていただいた、またカーボンオフセットでお世話になっている方々にお会いすることができました!
途中、ヤベホームCMを市長をはじめ皆さんにご覧いただき、これからも対馬ひのきを普及、啓発できるよう頑張らせていただくことを約束してまいりました!!
そのあとは製材工場を見学させていただきました!
実際に対馬ひのきがどのように加工され、どのように出荷されるのかを目の当たりにすることができた貴重な体験でした!!
工場では機械による加工がされていましたが、最後は職人さんの目、手にてしっかり確認、梱包等されていて安心できる、またひのきの匂いが漂う健康な家づくりには欠かせない材料が製材されていました!
工場見学をさせていただき、貴重なお話しをいただきました石井さん、本当にありがとうございました!
日目は対馬振興局農林水産部林業課の小山さんに案内等をしていただき、対馬の空港まで送迎していただきました。
現場では加工されしっかり乾燥された対馬ひのきしか見てこなかった私ですが、今回、対馬を初めて訪れて、森林の状況、山を持っている方々、また管理をしている役所の方々、いろんなもの、人に触れ合うことができ、さらに対馬ひのきの良さを知った反面、もっとこの良い対馬ひのきを伝えていかなければという使命感に駆られた訪問でした。
また日韓問題で韓国人の方がまったくおらず、対馬の財政にも大きく影響が出ていることも理解することができました。
私一人ではどうすることもできないかもしれませんが、社内、また社外でもいろんな方に働きかけ、長崎県をさらに盛り上げていける私でありたいと強く思えた対馬訪問でした!
またプライベートでも対馬に訪れたいと思います!!!
担当:小林